白神山地について

442ea90247c703db4ae0d0cbc47176bc青森県南西部から秋田県北西部にまたがる広大なブナ原生林を抱く地帯の総称が「白神山地」です。総面積約130,000ヘクタールのうち、原生的なブナ林が残されている16,971ヘクタールが、ユネスコによって世界遺産(自然遺産)として1993年12月11日に登録されました。

白神山地には、東アジアでも最大級といわれる原始性の高いブナの天然林や約500種の植物相が良好な状態で残されています。青森県側の面積は全体の約4分の3を占め12,627ヘクタール、秋田県側の面積は約4分の1を占め4,344ヘクタールとなっています。この広大なブナ原生林を次世代へと引き渡す責任は、企業だけでも県民だけでもありません。全世界の私たち市民一人ひとりが意識を持って次世代へと残していく必要があるのです。IMGP8822

世界遺産とは
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)により「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リストに登録された、遺跡、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」をもつ物件で、2011年現在936件が登録されています。世界遺産はその内容によって「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の三種類に大別されます。

IMGP6288その中でも「自然遺産」は、顕著な普遍的価値をもつ地形や生物、景観などをもつ地域が登録されるものです。
その登録基準は、
1)ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
2)地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
3)陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
4)生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
となっており、白神山地はこの中の3番目が適用され、原生自然地域として1993年12月11日に世界遺産登録されました。
世界遺産は、「顕著な普遍的価値」があるものとされ、その保護活動が適正に行われてることを求められます。